民法改正と外壁塗装

2020年4月に民法が改正されます。

 

杉田塗装でも、日本ペイントのダイヤモンドコートの定例会(勉強会も開いております)、リフォームかし保険のJIOから資料をいただいております。

そして、その資料を、民法に関して素人である筆者がざっと読んでみます。

 

「ざっと読んでみたけど、いまいちよくわからん」

これじゃいかんな、と。

相変わらずいい加減なブログ書きによる、勝手な解釈の始まり、始まり。

少しずつ読み解いていきますので、少しずつ記事にします。

 

※真剣に読むと、かなり難しいので、真面目にいきます。(文体のくずれや勝手な解釈は今まで通り)

 

まず、今回のテーマ。


※新民法では「瑕疵」という言葉が「契約不適合」という言い方に変わります。
※契約不適合とは「引き渡された目的物が種類、品質または数量に関して契約の内容に適合しないのであれば」担保責任は生じます。

日本ペイント様の勉強会資料より


 

まず、「瑕疵」(かし)ってそもそも何ぞ?


瑕疵(かし)とは、通常、一般的には備わっているにもかかわらず本来あるべき機能・品質・性能・状態が備わっていないこと。法概念としても用いられる。

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


 

要するに欠陥商品・欠陥住宅みたいなもの・状態ということでいいみたい。

その「瑕疵」というものが「契約不適合」という言い方に変わる、とのこと。

 

 

なんとなくイメージとして…

契約不適合な状態では、担保責任が請け負った人(販売店だったり施工会社だったりに生じますよ、という解釈をしてみます。

 

シンプルな例

家を建てたのに、床がボールが転がるくらい斜め→建てたところに責任があるよ

みたいなものでしょうか。

※これ、当たり前っちゃ当たり前な気もしますが、瑕疵って言葉よりは理解しやすいかも。

 

外壁塗装に置き換えると、どんなパターンがあるのでしょうか…

※下塗り・上塗り2回の計3回塗りのところを、下塗り・上塗りの2回で済ませちゃった

※下塗りすらしない

※グレードの高い塗料で契約しておいて、全然違う安物を塗った

とか。

これは意図的な瑕疵→契約不適合ですね。明らかに利益を上げるための悪いやつ。

契約した通りにやってないので、契約不適合→施工会社が悪い!

これは納得。自業自得。

 

不可抗力系を想定してみます。

※ふくれが生じた

※塗膜にひびが入った

※パテ処理したけど取れた

※ベニヤの下地から剥がれた

※コケが生えた

※汚れが目立つ

 

…どれも塗装屋泣かせ。

 

少なくとも、塗るときに、こうなるように意図して塗ることはまともな業者なら100%しません。

ほぼ原因は自然現象なので。

これが瑕疵なのか、契約不適合なのかは、グレーゾーンかと。

その発生リスクを契約時に事前説明したかどうかなどが、分かれ目かと想像します。

 

もう一つ

こちらは杉田塗装がリフォームかし保険の際に使えるように登録している株式会社日本住宅保証検査機構(以下JIOで、って上でもうつかってますが)の資料。

1ページ目の書類から。

上半分はほぼ同じことを言っているので割愛。

下半分を読んでみての感想。

 

端的に

・旧法 「瑕疵」を見つけたら1年以内に「権利行使」してください!

・改正法 「契約の内容に不適合」なのを見つけたら1年以内に、売主に「通知」してください!

ということでしょうか。

 

前述のボールで勝手な解釈(本当に間違っていたらすみません!)

今までは、不具合見つけたら、家の持ち主サイドで、損害賠償額だとか資料だとかなんだとかをキッチリそろえて、例えば傾斜が何度曲がってる、ボールが秒速どれぐらいで転がる、などを証明して損害賠償請求をすることを表明するのが1年以内。

改正法では、不具合を見つけたら、家を作った側に、「ここの床、ボール転がるんだけどおかしいんじゃない?」と建てたところに通知するのが1年以内。

 

個人レベルで、色々資料を準備して立証するのって、そりゃ大変です。

不具合を1年間、家を建てたところとゴタゴタしてたら権利消失、なんて許せませんよね。(まあ、このSNS時代、そんなことする企業があったらイメージがた落ちですが)

その買主さんサイドの負担を減らすために民法改正の目的があるということで。

 

 

…とりあえず今日はここまで。

すみません、建築施工管理試験の勉強並みに疲れました。

理系のクセにだらしない。いや、よく考えたら文系の守備範囲だ、民法。

 

勉強にはなりますが、いざオリジナルで文章作るの大変です。

重ね重ねですが、解釈が変なところはお許しください。本筋は間違ってないつもりです。

 

また、資料をくださった日本ペイント様、JIO様には感謝申し上げます。

大事なことだと思い、画像を使わせていただきました。

(資料の画像、問題あるようでしたらすぐ対処します。)

 

わかりやすいPowerPointを作れる人がうらやましい…MOS資格を真面目に受験しようか考え中の総務担当でした。

※アプリ開発と、webデザインやプレゼンテーション能力はまた違うスキルです。パソコンは万能、使う人次第。