(ヒヤリハット)電撃! 引き込み線には防護管!

ヒヤリハット報告。

 

まずは写真から。

電柱のほうから家へ電気を送る、引き込み線です。

・・・焦げてる!

 

電線の被膜も、雨や風にどれだけ強くても劣化します。

特に古い家だと確率は上がります。

実際に、引き込み線からの火災という事例を、消防団員として社員が遭遇しております。

もちろん、足場と物理的にこすれれば、キズがつくこともあります。

(今回がそうだったかは確認中)

 

職人が違和感に気付いたからよかったですが、本格的な漏電、感電、火災などあったらたまったものではありません。

 

もちろん、このまま工事するわけにいきません。(危ない)

東京電力や知り合いの電気屋さんとも協力して、対策しました。

防護管、取り付けました。

(中の被膜は東京電力様が処置してくれました。迅速対応ありがとうございます)

 

とりあえずは足場との接触に関しては一安心。

本格的な修理についてはお客様との協議次第となりますが、経年劣化しているならば引き込み線そのものを検討する必要があるかもしれません。

 

ヒヤリハットで済んでよかったです。

電気は絶縁体などの物理的ブロックでしか、防ぎようがありません。

足場は金属でできているから、乗ってしまえば逃げようがありません。

 

電撃傷は、人体の深部に熱傷(ヤケド)を与えることもある、恐ろしいものです。

漏電は火災の原因にもなりますし、予期せぬ感電を招きます。

あまりない事例だと思わずに、あり得るを前提として対策していきたいと思います。