Q.フルハーネス型安全帯使用作業特別教育とは?
A.(超簡略化)危ないんで安全帯からフルハーネスに変えてください。そのために使い方を特別教育を受けて学んでくださいね。
・・・これぐらい簡略化してもよろしいでしょうか。
あまり変なことを書くと怒られてしまうので、厚生労働省のガイドラインのページを紹介します。
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000212834.html
「墜落制止用器具の安全な使用に関するガイドライン」を公表します(厚生労働省のHPです)
あくまで筆者の解釈ですが、今まで安全帯で転落事故のダメージを軽減していましたが、安全帯は腰部分で支えるために、腰椎や内臓に結構深刻なダメージを受けてしまうことが多々あったのかと思います。
余り想像したくないですが、腰やお腹に思いっきり鉄棒にぶつけること(しかも全体重)をイメージすると…ぞっとします。
それを、バンジージャンプをするときのような、全身で体重を受け止めつつ、ベルト自体にショックアブソーバー(衝撃緩衝装置)を設けて、負担を軽くしましょうということかと思います。
このガイドラインを元に、色々な団体がフルハーネス型安全帯使用作業特別教育を実施しております。
杉田塗装が加入している建設埼玉も特別教育を開催しているということで、平成31年2月22日に当社の職人も受講してまいりました。
さいたま市宮原にある、建設埼玉本部にて撮影。
自分の命にもかかわることなので、きちんと学んで体験してまいりました。
余談
厚生労働省のリーフレットを読みました。
選定の要件2に、体重85kg用と100kg用(特注品を除く)というイラストが。
https://www.mhlw.go.jp/content/11302000/000473567.pdf
(厚生労働省 【別添2】「安全帯が「墜落制止用器具」に変わります!」(リーフレット)(PDF:1,847KB)より画像を抜粋させていただきました)
杉田塗装の職人で、100kg超級の階級の人はおりません。
…ええ、職人には。
はあ…特注って高いのかなぁ…