WB多彩仕上工法、すごいです!
9月13日、越谷市にありますスズキペイント様にて、スズカファイン株式会社の新工法である、WB多彩仕上工法の講習会に、代表の杉田をはじめ、職人一同参加いたしました。
窯業系サイディング塗替用多彩仕上工法 水性1液アクリルシリコン樹脂系仕上材
WBアートSi
https://www.suzukafine.co.jp/seihin/seihin.php?code=85180
スズカファイン株式会社の公式HPです
近年の住宅はデザインも洗練され、高意匠窯業系サイディングの需要も高まっております。
レンガ調や石積み調にみえるキレイな、凹凸の多いサイディングボードです。
(例です)
このようなデザインの外壁、最近かなり増えたと思います。
新築時はいいですが、やはりサイディングボードの宿命として、塗装の経年劣化は避けられません。
さて、いざ塗り替え、と思ったときに、高意匠窯業系サイディングに何を塗ればいいのでしょうか?
※単色塗料
その名のとおり、同一色で塗り上げる。
凹凸で多少の変化はあるが、下地が消えてしまい、全然意匠が変わってしまう、消えてしまう欠点がある。
ただし、完全なイメチェンを望むお客様もいるので、絶対不可ではない。
※クリアー塗装
その名のとおり、クリアーな色(つまり透明)で塗り上げる。
下地がそのまま生き、光沢が復活する。
見た目が対して変わらない、サイディングボードが良い状態でないと厳しい、などの欠点がある。
※2色塗装
その名のとおり、2色で塗り上げる。
目地の凹みと、意匠のある部分の色を分ける塗り方である。
例として、「ダイヤモンドコートブリックシステム」など。
選択肢は色々ございますが、今回、講習会で体験した塗料、「WBアートSi」は、新しいパターンです。
ベースカラーの上に、8割のアクセントカラーを塗り、クリアーで仕上げるという工法です。
2色仕上、あるいは、その上からさらに8割のアクセントカラーを入れる3色仕上になります。
専用ローラーで塗り、入隅などはミニローラーや刷毛や板で仕上げます。
このローラー、スズカファイン様で特許を取得された特殊なもので、ランダムな柄をつけられるが、常に2点以上が接触するため、安定して転がせるものだそうです。
当日参加した素人でもそれなりにキレイに塗れるのは、間違いなく専用ローラーのおかげです。
よほどしっかり計算されているのかと思います。
そして、「WBアートSiクリアー」で仕上げます。
このクリアーの塗料に、ちいさな黒いツブ(スリゴマや胡椒くらい)が入っていて、色味に深い味わいがでます。
実物を見ると本当に違います。写真でその素晴らしさが100%な形でお届けできないのが残念です。
(心の中で、勝手に「黒魔法」と名付けました。イラストのハイライトをよく「白魔法」と表現するので、その反対で。苦情がきたら取り下げます)
単色のサイディングに多彩を与えることもできますので、イメージチェンジや、高意匠を求められるかたにはオススメだと思います。
ただし、現状では認定施工店のみ取り扱い可能なので、間口がまだ広くありません。
北埼玉、東埼玉でやってみたいと思われる方は、認定施工店となりました杉田塗装まで、ぜひご連絡ください。
末筆ながら、講師として指導していただきました、スズカファイン株式会社 田中様 菅原様、会場運営していただきましたスズキペイントの皆さま、大変勉強になりました。どうもありがとうございました。