濃いめの仕上がり! クリヤーの光沢! セミフロンのツヤ感をいかんなく発揮した仕上がりになりました!
外壁塗装・屋根塗装、両方行いました。
写真について解説から。
ビフォアは春の午後4時台、西日の強いときに取りました。
拡大するとよくわかりますが、日の明るさのわりに光沢が見られません。
そしてアフター写真。夏の午後5時台の撮影。
少し薄曇りで、ちょっとだけ赤みが差してきた弱目の光源において、発揮されているツヤをご覧ください。
特に1階のタイル調の窯業系サイディング。
しっとりとしたツヤ感が、非常によい感じです。
多彩模様でプリントされたサイディングの風合いを残すために、セミフロンスーパーマイルドⅡクリヤーを選択。
2階は濃いめをご要望ということでセミフロンスーパーマイルドⅡの調色仕様で仕上げました。(19-50B)
別角度からもう一枚。
光量の違いだけではなく、ぐっと落ち着いた雰囲気は、やはり濃いめに塗装をしたから生まれる重厚感です。
ビフォアの明るさは、ある種白亜化して白っぽくなってしまっているのが要因の一つです。
南面、よく日の当たるところから白っぽくなっていくのは、どんな住宅でも宿命です。
屋根もセミフロンスーパールーフⅡで施工。純正色SC-44(コーヒーブラウン)で仕上げております。
施工中情報の掲載ご許可をいただいておりますので、工事中の詳細を。
屋根、一部こんな感じではがれや欠けがありました。
致命的なものではないですが、やはり見た目が悪いので補修。
使ったのは、ブログでも少しご紹介したタスマジック。
しっかりと補修することができました。強度も十分です。
ちょっとショッキングな写真を。中々ない例ですので掲載いたします。
施工前のベランダ下部。このように剥がれが生じてしまいました。
推定ですが、サイディングの小口の部分からの吸水が原因かと思います。
下の金物と、サイディングの隙間から、雨水が入りやすい構造なのかと思います。
(毛細現象と呼ぶにはちょっと広いかもしれませんが、入り込みやすいかと)
正直、塗装工事で収まるものではありません。
お手当てをしないサイディングの末路は、このようになってしまうという例の一つかと思います。
※今回は、構造上の欠陥と推測されます。サイディングの弱点を水攻めするのを助長してしまったのかと。なお、決してお客さまが悪いわけではありません。
ともかく、このまま放っておくわけにもいきません。
板金屋さんと作戦会議して、サイディング板の一部交換と雨水対策を決行します。
腐食した板を撤去して…
防水紙をしっかり張り直します。
小口に水切り取り付け。これで小口部分は水切りに守られます。
同様のサイディングが欠番のため、帯板をいれるという作戦を取りました。
デザインとして違和感のないものをチョイス。
取付完了。
これで塗装工事に取り掛かることができるようになりました。
今回は一部分、ピンポイントの交換で済みました。
これが、例えば北面一面まるまる交換なんてことになると、金額がかなりのものになります。
今回は構造上の問題にて引き起こされた悲劇ですが、塗装をしない窯業系サイディングは、結局経年劣化と吸水で同じようになってしまいます。
それを防ぐために、塗装工事がありコーキング工事があります。
壁が劣化する前に塗装工事を行うことが、家を長持ちさせる秘訣です。
長くなりましたが、最後にお客様アンケートと仕様公開を。
評価
打合せと進捗・工期、マナー、仕上がりが満足評価。(満点)
カラーシミュレーション参考度と、お値段が、やや満足評価(5段階中4点)
非常に高い評価ありがとうございます。
当社を知るきっかけ
A.口コミ、近所
ホームページの参考度
A.参考になった
当社を選んだ一番の決め手
A,誠実な対応
コメント
とても丁寧な作業を行っていただきました。安心してお任せ出来ました。大満足です。ありがとうございます。
仕様
外壁・・・セミフロンスーパーマイルドⅡ(1階はクリヤー)
屋根・・・セミフロンスーパールーフⅡ タスペーサー、タスマジック補修付き
付帯部・・・ファイン4Fセラミック
コーキング・・・オートンイクシード
ベランダ床のトップコート、外回りの擁壁の洗浄なども行いました。