赤十字の献血バスの屋根遮熱塗装、大規模プロジェクトに参画しております!

日本中央研究所株式会社のアドグリーンコートで赤十字血液センターのバスの屋根を塗装すると、どうなるか!?

 

当社でも施工事例で何度か取り上げました遮熱効果抜群の塗料、アドグリーンコート。

これを、赤十字血液センターの献血バスに塗装するというプロジェクトに、杉田塗装も参加させていただいております!

 

献血バスがいる場所を思い浮かべていただくと、駅前やショッピングセンターなど、駐車場・アスファルトの上が多いかと思います。

そんな中、真夏の太陽にさらされる献血バス。

エンジンかけてエアコンがんがん回さないと、中はとんでもない温度になってしまいます。全然エコじゃないですね。

 

そこで、遮熱塗装で数々の実績のある日本中央研究所のアドグリーンコートに着目した方がいらっしゃいました。

これをバスに塗ったらどうかと。

バスの室温の上昇を抑えれば、エアコンの稼働も抑えられ、省エネにつながるし、カーエアコンの故障も少なくなるのではないかと。

 

このプロジェクトに、赤十字様より杉田塗装にご用命をいただきました!

埼玉県赤十字血液センターと日本中央研究所と杉田塗装のコラボレーション企画。

その施工の様子、プロジェクトの半ばですが公開いたします!

足場組み

アルファベットでいうEの形に組みました。ヨでもいいです。これなら2台同時施工できます。

場所は埼玉県赤十字血液センター熊谷出張所の車庫内です。屋根付きなのである程度天候から守ってくれる、ありがたいスペースをお借りいたしました。

大型バスの寸法に合わせて、計算上ギリギリな感じです。
(運転手さんすみません、間が空くと危ないので…)

 

水ぶき

まずはお掃除。基本です。

あまり濡らすと後の工程が乾くまでできませんので、高圧洗浄機ではなく水ぶき程度で。

長年、献血という尊い仕事で走り回ったバス。たまった汚れもいっぱい・・・かと思ったらそこまでじゃなかったです。

おそらく赤十字の方のお手入れのたまものかと。

 

ケレン

紙ヤスリで表面を目荒らしして、塗料の食いつきを良くします。

いつもやっていることですが、バスの上なのでなんとなく違和感があるそうです。

安全対策として、親綱張りと安全帯を着用しております。

バスの屋根はなんだかんだ言っても高所作業。しっかりした安全対策をいたします。

ケレン作業の手元。手作業です。大変ですが何事も下準備が大事です。

 

ブロア

送風機で、表面のホコリなどを吹き飛ばします。

FPS視点で、なんとなくゲーム画面っぽい写真ですが、作業している人はいたって真面目に作業しております。

これで塗装準備完了。早速塗料を塗っていきます。

 

下塗り

GL専用プライマーを塗布。バスの屋根と上塗り塗料をくっつかせる非常に大事なものです。

これを塗ると、16時間以上養生いたしますので、次の作業は翌日になります。

しっかりと付着させ、中塗り、上塗りへと続いていきます。

 

中塗り

遮熱効果抜群のアドグリーンコートGL(JIS規格品です)を塗っていきます。

色は白。当然ですが遮熱効果、光を跳ね返す力を最大限に発揮する色を選択します。

なんせ、最大の目的は、バスの室温を下げることですので。

 

上塗り

アドグリーンコートGLは2回塗ります。プライマー塗布と合わせて3回塗りです。

このあたりは住宅塗装とあまり変わりはありません。ごくごく一般的です。

塗膜がしっかりと形成されています。効果を出すために、気持ち厚めに塗ってます。

 

完了写真の一部。

テントの格納ボックスなどもあるため、塗れる範囲で塗装しましたが、これで効果は十分あるそうです。

 

いかがでしょうか。

現在進行形のプロジェクト(平成29年2月21日現在)ですが、非常に意味のあるプロジェクトだと思い、掲載いたしました。

 

実は、他県で先行して試しに塗装したところもございまして、データで実際に効果がでているそうです。

※追記 9度近く下がったというデータがあるそうです。

 

平成29年の夏も、熊谷市を代表に、埼玉県もきっと暑くなると思います。

中で作業される医療関係の方も、献血をされる尊い意思をお持ちの方も、この遮熱塗装で少しでもバスの中が快適に過ごしていただければ、塗ったかいがあるものです。

今後、全国展開も検討されている今回のプロジェクト。

杉田塗装の安全対策入りの施工事例が、今後の参考になって頂ければと思います。

(他県でプロジェクトに参加される施工店様へ、細かい情報などは、日本中央研究所株式会社様や株式会社杉田塗装までお問い合わせください。というか、情報共有しましょう。)

 

日本中央研究所株式会社様よりいただいたアドグリーンコートGLの仕様書になります。

この内容に準じて塗装しております。

※ GL専用プライマー施工仕様書(金属系.屋根・壁用)

 

 

また、この場をお借りいたしまして、埼玉県血液センターの各営業所の所長様、ご担当者様、運転手の方、様々な関係者の方に深くお礼申し上げます。

2月24日追記時点で残り1台ですが、最後までよろしくお願いいたします。

 

追記

2月27日、足場の解体まで行い、工事完了いたしました。

ありがとうございました。

 

オマケ

塗装したバスが加須市に来たぞーーーー!!!!

(撮影日 2月19日 場所 スーパービバホーム加須店にて。ビバモール側です。)

赤十字の献血バスの屋根遮熱塗装、大規模プロジェクトに参画しております!」への2件のフィードバック

  1. おもしろい取組ですね。実際に燃料削減効果がどの程度だったのか、ご存知でしたら教えてもらえませんか?

  2. 井上様
    コメント気付くのがとんでもなく遅くなり申し訳ありません!
    正式な燃料の数値での話、赤十字の方に聞いてみます。(データあるかな? 埼玉県以外でも取り組んでいますので、なんかあるかも。)

    なお、実際に自分がビバホーム加須に来た献血バスのスタッフに聞いた話(献血バスの人)ですが、少なくとも効果はありました。
    体感ではやはり非常に涼しく感じるとのことです。
    エアコンの効きが良くなったのかと思います。

    追加情報ありましたら、コメントでなく、ブログ記事にもしたいと思います。

    追加情報
    燃料数値での統計はすみませんがデータないそうです…赤十字血液センターより。
    他県にはあるかも?
    ただ、実際に作業されている方からは高評価。
    むしろ昼より夕方、西日が入るころのほうが暑いらしいです。
    窓や側面には塗ってないので、その蓄熱でしょうか。

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